2017年5月22日月曜日

InDesignのページ機能を使ってみよう!【その9】

複数の画像を配置しよう!

チップくん「さて!準備もできたし、 残りの画像を配置しよう![ページ]パネルで2ページ目をダブルクリックして[スプレッド]の作業画面に切り替えよう!」
チップくん「ショートカットで画面を「ズームアウト」しておこう!キーボードのcommandキーを押しなが「マイナス」キーを押すと画面の表示が小さくなるよ!」ジミー「へ〜![ページ]パネルだけだとピンとこなかったけど、ホントにたくさんページができてるんだね!並んでるよ?!」
ジミー「次は配置の画面で画像を選ぶんでしょ?ちゃんとやり方覚えてるよ〜」チップくん「うん! 今回は一度にまとめて配置したいから残りの画像を全部選択しちゃおう!!」
ジミー「へ〜!1つしか選べないのかと思ってたよ!たくさん選択できるんだね!」チップくん「サムネールの横の数字は、選択中の画像数だよ!矢印キーでサムネールも切り替えられるんだ!」


5/22……1コマ目を更新
5/23……2コマ目を更新
5/29……3コマ目と4コマ目を更新

2017年5月15日月曜日

InDesignのページ機能を使ってみよう!【その8】

マスターページとスプレッド

チップくん「[マスターページ]が適用されている[スプレッド]に変更が反映されたんだよ!」ジミー「は〜〜っ!1つ変えるだけでまとめて変更できちゃうんだね〜!…あれ?でも1ページ目の画像は残ってるよ??」
ちっぷくん「これは直接このページに配置した画像で、さっき[マスターページ]から削除した画像とは別物なんだよ。だからそのまま残っているんだ!」ジミー「ん〜…、ということは…1ページ目はあんまり[マスターページ]と関係ないんだね〜」
チップくん「いやいや、ちゃんと1ページにも適用されてるよ?! ちょっと確認して みようか!いったん[マスターページ]のフレームに色をつけてみるね?」ジミー「あっ! ページに色がついたね!! ちゃんと反映されるんだ〜……でも、やっぱり1ページ目の見た目は変わらないよ?」
チップくん「でもね、この状態でちょっと1ページの画像を動かしてみると…」ジミー「ワワッ!!このページも黄色くなってるよ?!下に隠れてたの?!」チップくん「1ページ目にも[マスターページ]が適用されてるんだ![マスターページ]と [スプレッド]のアイテムは別々に処理されてるのが分かるね!元に戻して続きを進めるよ!」


本をつくる時、ノンブルや柱などの「フォーマット」を[マスターページ]にレイアウトして、それを[スプレッド]に適用すると、本全体の体裁を管理しやすいよ!……っていうのが、[マスターページ]を利用するメリット!
ここまでは前回紹介した通りなんだけど……さらに![マスターページ]の便利なところは「フォーマットを一度にまとめて編集」できるってことなんだ!

例えば、肩のテキストやノンブルの位置など、本のフォーマット全体に関わる変更を加えなくちゃいけない時! ちょっとした変更でも、ページ数が多いと全てのページを調整しなくちゃいけないから地味に手間がかかるよね?!
でもそんな時こそ[マスターページ]の出番なんだ!
あらかじめ、
[スプレッド]に[マスターページ]を適用しておけば、[マスターページ]の修正が[スプレッド]に反映されるんだよ!
[スプレッド]のページがたくさんあっても、1つの[マスターページ]を編集するだけで、一度にまとめて修正できちゃうんだ!

こんな風に[マスターページ]はすごく便利なんだけど、1つ注意してもらいたいことがあるんだ!
前回[マスターページ]の画像を削除したら、1ページだけ画像が残っていたよね?

これってどうしてなんだろう?
その理由は、この画像が[スプレッド]に直接配置された画像だから!つまり、1ページ目の画像は[マスターページ]で削除した画像とは別のオブジェクトだっていうこと。だからそのまま残っていたんだ!


上の図のように[マスターページ]のオブジェクトと[スプレッド]のオブジェクトは別物なんだよ! 基本的に[スプレッド]に反映されるのは、[マスターページ]上にあるオブジェクトに加えた変更だけってことを覚えておいてね! 

というわけで!
ここまで[マスターページ]と[スプレッド]の基本的な役割を見てきたけれど、実際にはどんな風に利用されてるのかな?
大まかにだけれども、一般的には下図のように使い分けることが多いんだ。

[マスターページ]は本全体に共通するフォーマットをつくる場所。
[スプレッド]は[マスターページ]のフォーマットを活かしながら、実際に印刷される紙面のレイアウトをつくる場所。
ざっくりだけど、そんな風に捉えてもらえればいいんじゃないかな!
[マスターページ]と[スプレッド]の関係は、ちょっと分かりにくいところもあるんだけど、とっても便利だからぜひ利用してみてね!また別の機会に詳しく紹介するよ!

次回から、各ページに商品画像を配置してゆくよ!


5/15……1コマ目と2コマ目を更新
5/17……3コマ目と4コマ目を更新



2017年5月1日月曜日

InDesignのページ機能を使ってみよう!【その7】

[マスターページ]を編集しよう!

チップくん「さて次は、画像をフレームに配置するんだけど…その前に!先に[マスターページ]上の画像を削除しておこう!」ジミー「えっ!!!!!せっかく作ったのに 消しちゃうの?!?!」
チップくん「画像だけを削除して[フレーム]は残しておくから大丈夫だよ!ひとまず、[ページ]パネルで「マスター-B」を選択してみて!」ジミー「ちょっと待って?! 画面が1ページだけになってるんだけど??  他のページはどこいったの???」
チップくん「[マスターページ]用の編集画面に移動したんだよ![選択ツール]で[グラバー]をクリックしよう!!」ジミー「あ,そっか!! ワスレテタ! こうすれば[フレーム]の中の画像だけ選べるんだったね!!」
チップくん「そうだよ!そのまま[マスターページ]から画像を削除すると……」ジミー「わわっ!! 他のページも画像が消えちゃったよ??」


前回紹介した通り[スプレッド]に[マスターページ]を適用すると、[マスターページ]のアイテムがページに表示されるんだ!
さらに! [マスターページ]を編集すると、適用した[スプレッド]にも変更が反映されるんだ! マスターを修正するだけで、たくさんのページをまとめて編集できるから、フォーマットの変更や調整が必要な時に便利だよ!
下図のように、[ページ]パネルで編集する[マスターページ]をダブルクリックすると、[マスターページ]の編集画面に移動するから、マスター上のオブジェクトを調整して、ページの変化を確認してみよう!


ところで、この前少し紹介したように、InDesignには[スプレッド]と[マスターページ]それぞれに作業スペースがあるんだ!

まず[スプレッド]は通常の作業スペースで、実際に印刷されるページをレイアウトするスペースだよ!複数のページを持てるんだ。


次に[マスターページ]は、ノンブルなどの共通アイテムをレイアウトする、誌面のフォーマット用スペースなんだ! [スプレッド]と違って1つのマスターには見開き単位のページしか持てないよ!その代わり、マスター自体はいくつも作れるので、1つのドキュメントに複数のフォーマットを持てるんだ!
例えば地色や色帯などの色違いのフォーマットを作って、マスターを切り替えたりできるから便利だよ!

次回も[マスターページ]の紹介を続けるよ!


5/1……1コマ目と2コマ目を更新
5/6……3コマ目と4コマ目を更新


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